ドラゴンボートとは

ドラゴンボートの歴史は古く、紀元前の中国までさかのぼります。

ドラゴンボートには、中国の戦国時代の詩人・政治家である屈原にまつわる伝承があります。
中国では、屈原が汨羅江に入水自殺した旧暦5月5日に、漁民が屈原を助けようとドラゴン
ボートを使ったという伝承にちなみ、伝統的な競漕行事(祭事)が行われています。

その後、広い地域で盛んにドラゴンボート競漕が行われるようになり、2000年以上の時を経て、世界へと広がり、近代的なスポーツとしても体系化されてきました。
日本へは長崎が最初で、今から350年ほど前といわれています。
長崎ではペーロンと呼ばれており、沖縄のハーリーも同じルーツと言われています。

ドラゴンボートは、1976年に香港で開催された香港国際龍舟祭をきっかけにして、欧州選手権大会等、伝統的な競漕イベントから競技色の強いものに生まれ変わりました。
漕手20人、鼓手1人、舵手1人の22人が標準の艇ですが、他にも10人乗り等の艇などもあり、世界各地でレースが行われています。
日本では1988年に大阪で日本国際ドラゴンボート選手権大会が誕生し、今では日本各地で様々な大会が行われるまでになりました。


日本の主要大会

東京ドラゴンボートレース大会<5月>
東京美奈と祭りの一環でお台場のビーチで開催。アジア/世界大会第1回選考会。
横浜ドラゴンボートレース<5月、6月>
横浜開港祭にあわせて、山下公園で開催。
堺泉北港ドラゴンボートレース大会
堺泉北港で行われるドラゴンボートレース大会。アジア/世界大会第2回選考会。
日本国際ドラゴンボート選手権<7月>
大阪開催。アジア/世界大会最終選考会。優勝チームは日本代表としてアジア/世界大会へ。
びわ湖ペーロン大会<8月>
びわ湖で開催。商品は電化製品や近江牛などかなり豪華。
関空ドラゴンボート大会<8月>
関西空港で開催。飛行機が間近で見られる迫力のある大会。
根占大会<10月>
海外や九州の強豪チームがそろうレベルの高い大会。
江ノ島ドラゴンボートレース<10月>
江ノ島で開催。10人艇でターンもある独特の大会。
inserted by FC2 system